イタリア政府観光局のおすすめスポット
ヴェネツィア
ヴェネツィアはアドリア海の干潟(ラグーナ)に5世紀に築かれた街で、街とその干潟全体が世界遺産に登録されています。ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ大聖堂、大運河沿いの貴族の館はもとより、小さな建物に至るまでヴェネツィアの街全体が建築的大傑作。水の都の名にふさわしい美しさです。
小さな118の島から成るこの街へは、半島側から鉄道でもアクセスできます。半島側のヴェネツィア・メストレ駅を出て、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅までは、海(干潟)の上を通っていきます。だんだんと視界に入ってくるヴェネツィアの街に、旅ごころは大いにかきたてられることでしょう。
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![イタリア(ヨーロッパ鉄道旅行ガイド[レイルヨーロッパ公式])](http://railguide.jp/country/image/01-2.jpg)
(c) イタリア政府観光局 Fototeca ENIT

チンクエテッレ
チンクエテッレとは「5つの地」を意味し、モンテロッソ、ヴェルナッツァ、コルニリア、マナローラ、リオマッジョーレの村々の総称で、世界遺産に登録されています。この村々はどこも切り立った崖沿いにあり、海、小さな入り江、崖沿いの道などの自然景観と村落の営みとが筆舌に尽くしがたい美しさをみせています。
5つの村にはそれぞれ鉄道駅があり、各駅停車のローカル線で各村を訪ねることもできます。ジェノヴァからピサへ向かう特急電車も通過するので、車窓からでもトンネルの合間から、ちらちらっとチンクエテッレの村々と海を見ることができます。
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情報提供:イタリア政府観光局(ENIT)
![イタリア(ヨーロッパ鉄道旅行ガイド[レイルヨーロッパ公式])](http://railguide.jp/country/image/02-2.jpg)
(c) Agenzia Regionale In Liguria
イタリア鉄道の概要
![イタリア(ヨーロッパ鉄道旅行ガイド[レイルヨーロッパ公式])](http://railguide.jp/country/image/rome.jpg)
イタリアの鉄道は、ローマ、ヴェネツィア、ミラノ、フィレンツェ、ナポリなど、半島に点在する世界的に有名な観光地を結ぶネットワークが整ったことで知られています。かつては古い車両で時間も定まらない運行でしたが、1988年に登場した高速列車の導入により、いまでは列車の遅れはほとんどなくなり、快適なイタリア周遊旅行が鉄道で楽しめるようになりました。
特急列車で使用される流線型車両の設計には、フェラーリやジウジアーロで活躍するデザイナーが関わり、「世界一おしゃれな列車」として知られています。駅のデザインや、乗客のファッションなども斬新で、鉄道の旅にはデザインの国ならではの楽しみがいっぱいです。
地中海やアドリア海に沿っても鉄道が続いており、列車の食堂車に腰をかければ、土地のワインを片手に本格的なイタリア料理を満喫できます。
食と車窓と乗り心地、旅の醍醐味がたくさん詰まったイタリア鉄道旅行には、「トレンイタリアパス」がおすすめです。また同時に複数の国々を旅する方は、「ユーレイルパス」が便利です。
イタリアの主要列車
![イタリア(ヨーロッパ鉄道旅行ガイド[レイルヨーロッパ公式])](http://railguide.jp/country/image/029-map.gif)
●国内列車 ユーロスター・イタリア(高速列車)、インターシティ(都市間特急)、エスプレッソ(急行)、ロカーレ(普通)
●国際列車 チザルピーノ(ドイツ、スイス)、TGV(フランス)、ユーロシティ
●夜行列車 ユーロナイト、エリプソス(スペイン)、アルテシアナイト(フランス)
●観光列車 モンタンヴェール登山鉄道、トリエステ・オピチーナ線、エトナ山周遊鉄道、ヴェズヴィオ周遊鉄道、スド・エスト鉄道、ミラノ・ノルド鉄道