ホーム > 乗車レポート > ヨーロッパ鉄道に乗って、サッカー観戦しよう!

乗車レポートギャラリー

レイくんさんの作品 「ヨーロッパ鉄道に乗って、サッカー観戦しよう!」

  • ■列車: ICE、シティナイトライン
  • ■旅先: ドイツ
  • ■時期: 2012年9月19日
ヨーロッパ鉄道に乗って、サッカー観戦しよう!
 私は、4年前から秋の連休「シルバーウィーク」を利用してヨーロッパの大都市を訪問し、観光とサッカー観戦することを趣味としている。仕事の都合で一週間程度の休みしか取れないため、効率よく移動するための方法として高速鉄道の利用が欠かせない。私が過去に訪問した大都市は、4年前がマドリード~バルセロナ、3年前がロンドン~パリ、昨年がミラノ~ローマ、そして今年がベルリン~ミュンヘンである。幸い、どの都市にも高速鉄道が整備されており(順番にAVE、ユーロスター、ES-AV、ICE)、今年を除けば、2時間から3時間半で移動できてしまう。

DSC01805.JPGのサムネール画像
 過去3年の経験から鉄道旅行に自信を深めた私は、今年はジャーマンレイルパスを使って、ドイツを1周する計画を立てた。飛行機の発着地であるフランクフルトから出発してハノーファーへ移動。サッカー観戦をして翌日にベルリンへ。ベルリンで2日間の観光を楽しんだ後、CNL(寝台列車)を利用してミュンヘンヘ。ミュンヘンでは2日間の観光やサッカー観戦を楽しんだ後、最終日にフランクフルトに戻り帰国の途につく、という旅程である。

 出発前は、鉄道での移動時間が長いので(都市間移動に要した合計は約23時間)、観光時間が削られてしまうことに不安を感じていたが、結論から言えば、心安らぐ憩いの時間となった。観光では、歩き疲れて体調を崩してしまうことが過去にあったが、鉄道での移動時間中に心と体の疲れを取ることができたからである。また、寝台列車を利用することが初めてであったため、きちんと睡眠が取れるかどうかも不安であったが、むしろ振動が心地よく、ホテルよりもぐっすり眠れたのが意外であった。これは日頃、居眠りをしながら電車通勤をしていることが功を奏したと考えている。従って、誰もがぐっすり眠れるとは限らないことを断わっておきたい。あらかじめ連絡しておいた時間に、車掌(それともアテンダントと言うべきか)が起こしに来てくれ、朝食を運んでくれた。徐々に外が明るくなり、車窓から見える風景は朝靄がかかって幻想的で、まだ夢の続きを見ているようだった。

DSC01575.JPGのサムネール画像
 ヨーロッパの各都市を鉄道で旅行する場合に私がおすすめしたいのは、観光にサッカー観戦を加えて欲しいということである。ヨーロッパにおけるサッカー熱は非常に高く、応援するチームの勝敗によって、地元サポータは激しく一喜一憂する。私もハノーファーでサッカー観戦した際、後半ロスタイムで勝ち越しゴールが決まり、隣の見知らぬ年配の女性と抱き合って喜んだ。そんな地元の人たちとの一体感を味わえる良さがサッカー観戦にはある。ヨーロッパの大都市にはだいたい、プロサッカーチームとそのチームのホームスタジアムがあり、試合日程さえ合えば、移動に時間を掛けずにサッカー観戦できるので、ぜひ検討してもらいたい。

 観光、サッカー観戦、ホテル、そして鉄道で過ごしたドイツでの7日間はあっという間に終わってしまったが、寂しさは無い。なぜなら、来年はヨーロッパのどの都市を鉄道旅行しようか、次の計画を立て始めているからである(帰国したばかりで笑われそうだが)。

ギャラリーに戻る