ホーム > 乗車レポート > レイルパス片手にドイツのクリスマス市巡り

乗車レポートギャラリー

独逸の熱狂旅人さんの作品 「レイルパス片手にドイツのクリスマス市巡り」

  • ■列車: ICE、RJ、EC、IC、RE
  • ■旅先: ドイツ各地、ザルツブルグ
  • ■時期: 2009年12月5日
レイルパス片手にドイツのクリスマス市巡り
 クリスマス時期のドイツはどこに行ってもクリスマス市で大賑わい。三大ドイツクリスマス市といわれる世界的に知られたものから、小さい町や村の数軒だけのものまで規模こそ違うものの、住んでいる人たちのクリスマスへの熱い思いが伝わってきます。

 一週間で出来るだけ多くのクリスマス市を廻ろうと、家人と一緒にドイツに出かけました。移動に使用するのは6日間のジャーマンレイルのツインパスですが、ちょっと贅沢に1等のものを購入しました。ツインパスのよい所は1人用に比べて、価格が約1.5倍という手ごろさにあります。

 12月5日にフランクフルト空港に着きましたが、これもクリスマスシーズン真っ最中を避けたため。着いたその日の宿泊はマインツですので、Sバーンチケットを買って移動します。最初に訪れるのは、大聖堂の前の広場で賑わっているマインツのクリスマス市です。

DSC01360.JPGのサムネール画像
 2日目はマインツ駅からIC特急でケルンに。ケルンでは駅前の大聖堂の前とちょっと離れたノイマルクト広場の2ヵ所で開催されていました。ここの名物の屋台のライベクーヘンを昼食代わりにして、ICでシュツットガルトを目指します。シュツットガルトは世界で一番大きなクリスマス市といわれ、ドイツ三大クリスマス市に数えられています。その評判通り、駅の前から見渡す限り、店、店また店です。店の屋根の上にはサンタクロースを始めとした人形や動物が乗っているのがここの特徴のようです。ゆっくり見物してから、ICとSバーンを使ってヴィースバーデンに向かいます。ヴィースバーデンの市は流星のマーケットとして知られていて、あちらこちらにたくさんの星が飾られています。今日もここから10分のマインツ泊まり。

 3日目はICE特急を使ってフランクフルト経由でヴュルツブルグに。フランケンワインの産地だけにワインが置かれた店もたくさん出て賑わっています。
クリスマス市にはグリューワインという温めたワインが付きものです。これは大きめの陶器のカップに入っているのですが、このカップは市毎にデザインも異なり、年によっても違いますので、飲んだ器を集めている人もたくさんいます。デポジット分だけで持って帰れますが、帰りの荷物が大きくなるのが難。
その後、ニュールンベルグにICEで向かい、ここに2泊しますが、ニュールンベルグの市は三大市のトップとして世界的にも知られていますし、1ヵ所だけに行くならニュールンベルグという人も多いと思います。教会前の広場に同じ模様のテントを使った店がいっぱいに並んでいるのは、ため息が出るほどの光景です。

DSC01356.JPGのサムネール画像
 4日目はいよいよドレスデンに向かいます。ここも三大市のひとつで、東独の時代から知られています。市はノイ(新)マルクトとアルト(古)マルクトの2ヵ所で開催されていて、両者はまるで競い合っているような趣です。大きな樅の木を使ったクリスマスツリーが何本も立ち、市を盛りたてています。

 翌5日目は、Sバーンに乗ってマイセンを往復しました。マイセンの磁器工房に行った後、アルブレヒト城に行く途中の小さな広場で開催されている小規模の市を訪れます。観光客はほとんど居らず、地元の人たちで賑わっていますが、ここでも当然グリューワインを飲みました。

 ドレスデンに2泊した後、ICEでミュンヘンに向かいます。宿を取ってあるバート・ライヘンハルにはミュンヘンからECとSバーンを乗り継いで向かいますが、この町はオーストリアに近いドイツの温泉町。ザルツブルグと同様に岩塩で栄えたところです。ここでも市は開かれていましたが、19時には全部の店を閉めてしまいました。商売より家の家族が第一なのかも知れません。

 7日目は、ザルツブルグの市を目指します。ザルツブルグはオーストリア領ですが、ジャーマンレイルパスはザルツブルグまでは使えるのです。市を楽しんだ後ミュンヘンに向かいますが、今回乗るのは今までのドイツ鉄道ではなく、オーストリア鉄道の看板特急「レイルジェット(RJ)」です。この列車は飛行機そのままを列車にしたような作りですが、ザルツブルグからはジャーマンレイルパスで乗ることが出来ます。ミュンヘンの市は大都市だけに店の数も多く、市庁舎の前の広場だけでなく、広くあちこちで開催されていました。

 ドイツ最後の日はフランクフルトの市を見て、最後のグリューワインを飲んで東京に向かいました。

 訪れた市の数はドイツで11ヵ所、これにオーストリアのザルツブルグが加わって12ヵ所になりましたが、レイルパスのおかげで窓口に並ぶこともなく、優雅な1等車で鉄道の旅を楽しむことが出来たのでした。

ギャラリーに戻る