TGVとは?
クリスチャン・ラクロワによるデザイン
TGV(ティージーヴィ)は、フランスが世界に誇る超高速列車です。パリもしくはフランスの代表都市を起点に、フランス国内各地や隣国のスイス、ベルギー、ルクセンブルグ、ドイツなどを結び、最高時速320km(東線)で駆け抜けます。


TGVの特徴
世界でも屈指のスピードを誇るTGVは、フランス全土に広がる国内路線と、隣国に伸びる国際路線を運行しています。国内路線は主要駅はもちろん、魅力あふれる小さな街にも停車するなど150を超える都市を結びます。一方の国際路線はフランスとブリュッセル、ルクセンブルグ、フランクフルト、バーゼル、チューリッヒ、ベルン、ジュネーヴ、ローザンヌなどの大都市を結び、ヨーロッパの高速列車ネットワークには欠かせない存在です。
TGVの魅力は、スピード、快適さ、便利さ、そして優雅さです。世界最高速の記録を塗り替えたこともある超高速列車は、パリ~マルセイユ間やパリ~ボルドー間を3時間、 パリ ~ニース間を5時間28分という高スピードで移動します。これだけ高速でありながら、最新の技術でスムーズで静かな車内環境を確保しているので、乗り心地も快適です。
さらに1等車、2等車ともに大きな窓、座り心地のいい座席、フットレストやヘッドレスト、個別のテーブルがついたリクライニングシートなど快適な機能が多く備わっています。フランス人の人気ファッションデザイナー、クリスチャン・ラクロワ氏がデザインを手がけた列車もあり、フレンチタッチの車内でスタイリッシュな旅を楽しむことができます。
連結しているバー車両も楽しみのひとつです。列車運行中のバー&フードコーナーでは、朝食をはじめ各種食事やサンドイッチ、デザート、飲み物などが用意されています。そのほか各種新聞・雑誌からDVDまで幅広く取り扱っています。
1等席には座席には読書灯や電源コンセントが用意されています。そのほか1等席ならではのサービスとして、降車駅でのタクシーの予約サービスがあります(パリ~リール線、パリ~ナント線、パリ~レンヌ線、パリ~ニース線にて可能)。そのほか、一部のルートでは、座席への食事サービスも提供しています。2等席でも足元が広々として快適です。荷物置き場が座席からよく見えるデザインになっているのもうれしいポイントです。
TGVは身体の不自由な旅行者にも配慮されています。主要ルートには、車いす用リフトと車いす用スペース(1等車両に設置されていますが2等チケットにて利用可能)が用意されていますし、各駅にも車いす対応の設備があります。なおTGVは全路線で全車禁煙です。
TGVの乗車は予約が必要です。繁忙期や週末は混み合うこともあるので、早めに手配することをすすめします。鉄道パスでTGVに乗車する場合は、乗車までに所持するパスの「バリデーション」(利用開始手続き)をしておかなければなりません。乗車してからはおこなえないので注意しましょう。またパスとは別に座席指定券の購入も必要です。
荷物に関しては、TGVを含むすべてのフランスの列車では、所持者を明らかにするため手荷物のひとつ一つに必ず荷物タグ(名札)をつけることがルールとされています。荷物タグがついていることを確認しておきましょう。
鉄道DATA
●運行区間::パリ~マルセイユ/ボルドーなど国内主要都市間、パリ~チューリッヒ/ルクセンブルグなど
●最高速度:時速320km
●クラス:ファーストクラス(1等)、セカンドクラス(2等)
●予約:必要
●食事:軽食を提供するバー車両を連結。
●必要な乗車券:包括運賃チケット(鉄道パスを利用する場合、パスホルダー料金での座席指定券の購入が必要です)
おすすめポイント
●TGVとバスを利用して、世界遺産モン・サン・ミッシェルにアクセスでき、パリからの日帰り旅行も可能です(TGVでパリからレンヌへ約2時間10分、レンヌからモン・サン・ミッシェルへバスで約1時間30分)
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