ウィリアムテル・エクスプレス
スイス伝説の英雄から名前をとった「ウィリアムテル・エクスプレス」は、中部の都市ルツェルンから湖船を懐かしい外輪船で渡り、フリューレンで鉄道に乗り継ぎ、長大なゴッタルドトンネルでアルプスを抜け、ルガーノまたはロカルノへと向かう、スイスを代表する絶景ルートのひとつです。鉄道パスなどを利用して、個人で同じルートをたどることもできますが、1等乗船券、1等乗車券(座席予約を含む)、昼食などがセットになった「ウィリアム・エクスプレス」はルートパッケージ商品として販売しています。
ウィリアムテル・エクスプレスの特徴
ウィリアムテル・エクスプレスは、スイスが生んだ偉大な英雄ゆかりの地を湖船と鉄道で結ぶ旅です。中世の街並が美しいドイツ語圏から、地中海の香り漂うイタリア語圏ティチーノ地方へと向かう、全行程約5時間の絶景ルートをたどれば、スイスの素晴らしい風景と古き歴史を堪能できます。
ウィリアムテル・エクスプレスは、乗車券、乗船券、昼食などがセットされたルートパッケージ商品です。専用貸切車ではなく、一般車を乗り継ぐ旅なのでスイスパスなどを購入すれば、自身で予定を組んで定期列車を使って同じルートをたどることもできます。ツアーに参加の場合、鉄道パス所有者には格安な特別割引(パスホルダー)料金が設定されています。
出発地ルツェルンの港は、駅前にあります。昔の映画に登場するような外輪蒸気船の1等船室に乗り込むと、やがて汽笛を鳴らして出発します。この船は、一般にも利用されているため、小さな港に立ち寄りながら、ルツェルン湖(フィアヴァルトシュテッテ湖)の静かな湖面を滑るように進みます。乗船時間は約3時間弱。ツアー参加者には昼食も含まれていますので、船上レストランで優雅なランチが楽しめます。
南岸のフリューレンに到着すると、ここで列車に乗換えです。ツアー参加者の乗る1等車は、沿線の絶景を堪能できる窓の大きなパノラマ車両です。スイスを南北に縦断するゴッダルド線は、アルプス直下を貫く長大なトンネルを抜けて、スイスやドイツとイタリアをつなぐヨーロッパ鉄道の大動脈です。
山が両側に迫る中、幾つものトンネルをくぐり抜け、ループを繰り返しながら、列車は標高を上げていきます。そしてスイスを代表するゴッタルドトンネルへと突入します。現在、2017~20年の開通を目指して、さらに長大な新トンネルを建設中で、完成後はもしかするとこの風景も見られなくなる日が来るのかもしれません。長いトンネルを抜けると、アルプスの南側。レヴェンティーナ谷を抜け、世界遺産に登録されたベリンツォーナの町を経て、列車は終点のロカルノまたはルガーノへと到着します。
鉄道DATA
●運行区間 ルツェルン~湖船~フリューレン~鉄道~ベリンツォーナ~ルガーノ/ロカルノ
●スケジュール ルツェルン発南行き:2本、ロカルノまたルガーノ発北行き2本。なおルガーノ発はベリンツォーナで乗換えとなります。
●クラス ウィリアムテル・エクスプレス / ウィリアムテル・エクスプレス プレミアム
●予約 ツアー参加者は必要
●食事 ツアー参加者には船上レストランの昼食が含まれます。
●ツアー内容 蒸気外輪船(またはモーター船)1等乗船券と船上レストランの昼食、パノラマ鉄道車両の1等乗車券、ウィリアムテル・エクスプレスの乗車記念品・ルートガイド小冊子が、日本で販売される「スイストラベルシステム」のツアーパッケージに含まれます。
●有効な鉄道パス スイスパス・スイスを含むユーレイルパスなど。鉄道パスを保持している場合、「ウィリアム・エクスプレス」が割引料金でご予約できます。
動画で体験! 風光明媚なスイスを巡る景観列車の走行シーンや車窓風景など。
スイスパス(スイストラベルシステム) パスの特徴や周遊エリア、タイプや特典など。
スイス政府観光局のおすすめスポット 鉄道でアクセスできる政府観光局おすすめの観光スポット等。
氷河特急 美しい山々や渓谷を走る氷河特急(グレーシャー・エキスプレス)の紹介。
路線マップ スイスの景観列車の路線図。ダウンロードできて便利。





